8月20日、まんのう町の大川山(だいせんざん)キャンプ場で森の案内人・横山昌太郎さんのガイドの下、全長600メートルのコースを歩き、フィールドワークを行いました。依頼元はNTT労組コム四国分会様。
大川山キャンプ場からの眺め
今回のテーマは「植物の進化」。生命が地上に上陸してから5億年。はじめにコケが誕生して土を作ることでシダ植物が生まれ、水を介さなくても受粉できる植物に進化し…横山さんの解説とともに植物の進化の軌跡を散歩しながら辿っていきます。
横山さんと一緒に歩くと森の中は発見でいっぱい!森に生える草花やコケ、地面に生えたキノコなど一見何気ないところからも説明が始まります。「赤い実を付けるのは鳥たちに見つけてもらいやすくするため」「キノコの胞子が雨雲になって雨を降らせる」などのお話に参加者からは「へぇー!」と驚きの声が上がりました。
植物の進化を辿ると「茎や葉を作り日光に当たりやすくする」「水がなくても受粉し実を付けるようにする」など、植物が確実にアップデートしていることに驚きます。環境の変化に種全体でより適応できるように、「多年生植物」の中から「一年生植物」が生まれるなど、進化を重ねる中で植物たちはそれぞれの生存戦略を持つようになったのです。
チャールズ・ダーウィンの「最も強い者が生き残るのでもなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残ることが出来るのは変化できる者である」という言葉で締め括った横山さん。
先行きが不透明で予測が難しくどんどん物事が移り変わっていく「VUCA(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguity)時代」と呼ばれる現代。我々もそれぞれの強みや個性を生かした生存戦略を持とう、植物から学べることはきっとあると思わされました。
フィールドワークの内容で参加者たちがクイズを作って投稿します。「#arc202308」で参加者たちが作ったクイズにチャレンジできますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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photo by : ゆうさかな
edit by:望岡季世彦
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